甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)

 9月16~17日 妻と甲斐駒ケ岳(2967m)に行ってきました。
南アルプスは初めてですが、行くならやっぱり甲斐駒でしょう
1泊2日の強行日程で【竹宇駒ケ岳神社市営駐車場】に着くまで山陽道~名神~中央道経由で倉敷から8時間、帰りは9時間掛かりました


コース:黒戸尾根往復
1日目
竹宇駒ヶ岳神社~笹の平~刃渡り~刀利天狗~五合小屋跡~七丈小屋~八合目~
甲斐駒ケ岳山頂~七丈小屋(小屋泊)
2日目
七丈小屋~五合小屋跡~刀利天狗~刃渡り~笹の平~竹宇駒ヶ岳神社


危険箇所
刃渡り~七丈小屋までは梯子&鎖場の連続なので慎重に歩いたほうがいい。
この区間はトレッキングポールはザックに収納した方が歩きやすい。
八合目以降も少し梯子&鎖場があるので落着いて歩こう。
標高差2,200mの長丁場なので計画的なペース配分が必要だと思う。


自宅を前日の(9/15)の夕方出発して約8時間で高速道路終点の中央道小淵沢ICを出る。
間違って横手駒ヶ岳神社に行ってしまい約15分程ロスするが無事に【尾白渓谷駐車場】に到着。
遅い時間(午前0時)なのに駐車場がほぼ満車なので驚くが何とか停めれたので車中泊する。
思っていたよりも暑くシュラフも要らず約5時間ほど快適に眠れた。
朝5時頃起床し準備を整え出発。

皇太子様も同じコースを歩かれているようです。 
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竹宇駒ヶ岳神社の左脇の吊り橋を渡り登山開始。
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だらだらとした登りが続きしばらく歩いた後やっと【笹ノ平】にたどり着くが・・・
山頂まで7時間と書いてある標識を見てテンションダウン
【笹ノ平】は横手駒ケ岳神社からの登山道の合流地点になっていて休憩するのに良い場所です。
先も長いので休憩もそこそこで歩くが、少しなだらかな道をちょっと歩くと八丁坂と呼ばれる急登が始まる
急登が終わると【刃渡り】が出てくる。ここは(危険地帯)になっているが頑丈な鎖が付いているので大丈夫。
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ここを超えたあたりから梯子をいくつか登ります。

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【刀利天狗】に到着   かなり登った感じがするがまだ先は長い・・・
休憩スペースになっているのでしばし休む 
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ザックにヘルメットを着けている人が居たので尋ねてみるとクライミングに行くそうだ。
後で調べてみると甲斐駒ケ岳 Aフランケ赤蜘蛛 というルートが有名で黒戸尾根からのアプローチだと 20キロ以上の荷物を担ぎ、なおかつ七時間以上のアプローチをこなす必要があるようだ・・・

ちなみにこんな感じ ↓ 高度感があって気持ち良さそうです。

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話は逸れたが・・【刀利天狗】から少し行くと100m程下り、、【五合目小屋跡】
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更に少しだけ下って【屏風小屋跡】
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少しガスってきました。
ここからは梯子と鎖が延々・・続きます。
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山でこんなに長い梯子は初めて見ました。
やっぱり皇太子様が登った時に整備したのでしょうか? 本当に助かります。

断続して続く梯子・鎖を華麗に(笑)渡り高度を稼いでいきます。
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核心と思われる垂直部分の梯子を渡ってしばらく行くと突然【七丈小屋】が出てくる。
水場(蛇口)もあるのでここで昼休憩。
1日目の行程はこの小屋までと計画していたが、翌日の天気が不安なので山頂に向かいます。
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七丈第二小屋の脇から登りを再開。
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小屋に荷物はほとんどデポしてきたので楽チンと思いきや・・疲れが溜まっているようでペースダウン
我々2人はこのスケールの山に登ったことがなく行動時間8時間を超えてきたのでバテてきた感じ。
それでも山頂を目指し何とか登り続ける。ガスってて展望が無いのがツライ・・・

【八合目御来迎場】着。
石の鳥居は崩壊しています。晴れていれば展望抜群でしょう
この少し先にクライミングのベース&アプローチ道があるようです。
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岩が掘れている鎖場。
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岩の上に何故か?剣が突き刺さっています。
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そろそろ本当に登りにも飽きて・・疲れ果てたころうっすらと山容が見えてくる。
ガスのせいではっきりとは確認できないがどうやら山頂かと希望を持ちながら耐えに耐えて歩く。
GPSでは約200m位の距離のはずだか山の200㍍は長い。つらい気持ちを雷鳥が癒してくれる。
雷鳥はガスなどで視界が悪い日は天敵のカラスに襲われることが少ないの観察できるそうです。
DSC03146.jpg編集中・・・・・・・・・

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