泉山(百乢~福ヶ乢)

5月16日(水) 晴れのち曇り(夕方より雨) 風が強く肌寒い
ついにこの日がやってきた。 
岡山の山メーリングリストの管理人ファニイさんと行く泉山稜線歩き当日です。
コースは 百谷~百乢~泉山山頂~笠菅峠下山
読図能力ゼロ&方向オンチの私をファニイさんが案内してくれる山行になりました。
このレポートは地形図を手元に置いていると3倍楽しめます(笑)。


待ち合わせ場所の院庄インターにAM6:30到着。
少し早いので仮眠をしていると程なくファニイさん到着です。挨拶もそこそこにコンビニへ。
地形図のコピーを取り、笠菅峠へ車をデポ。百谷の香々美北郵便局付近の空地に駐車。

〈駐車位置~百乢〉
準備しながら早速読図トレーニング開始。駐車位置から見える山々を固定していく。
支度を整え出発する。郵便局の先を左に曲がり、寺ヶ谷集落方面に向かう。
民家の庭にサラサドウダンが咲いている。しばらく歩くと分岐が現れる。
ここで読図問題Ⅰ「正面の山のピークを答えよ」もちろん不正解・・・ダメな生徒である。
気を取り直し分岐を左に折れ百谷一号橋通過。シャガが沢山咲いてて綺麗でした。
ファニイさんに花の名前を教えてもらいながら進んで行くと道は3つに分かれている。
ここで読図問題Ⅱ 「分岐はどれを進むか、また選んだ理由を答えよ」
難題である・・。というよりもさっぱりわからん。
道は「左が 送電線巡視路」、「真ん中 百谷二号橋」、「右 林業作業路(多分)」です。
ここでも不正解・・・。少し落ち込む。正解は真ん中の百谷二号橋を渡るでした。
地形を見て現在地を確認する事の大切さを教えてもらう。
また気を取り直し林道を緩やかに登って行くと道が急になってくる。
ほどなくベンチが3つある休憩所のようなところに着く。
ここで読図問題Ⅲ 「現在位置を地形図上で示しなさい」
????? 全くわかりません(涙) 何とも恥ずかしいが今の実力なので仕方がない。
家に帰ってから調べてみると分かり易いポイントだったようだ。
読図は今後の課題である。またまた気を取り直しベンチで休憩した後出発する。
すぐに橋があり左前に滝を見ながらつづら折れのみちを登って行く。
つづら折れが終わると左上の踏後、直進、沢に下る道があるが直進する。
選んだルートには看板も設置してあるので一安心である。
この道は軽い倒木等もあるが道は悪くない。しばらく歩くと道がぬかるんだ場所があり
足元に気をつけながら進むと百乢に到着する。道祖神と案内看板がある。
ファニイさんの話によると標識は前回踏査した際に探し出し設置したそうです。
   
     百乢 道祖神
20070519012405.jpg

               百乢 案内看板 
20070519012434.jpg


百乢の道祖神から706ピークに向け東斜面に取り付く。
この辺りから先頭を行くファニイさんの「痛い・痛い」の声を聞くようになる。
コンパスで方向を確認しながらゆっくりと登っていくとあっけなく706ピークに到着する。
706ピークからは北東に向きを変え894.7ピークへ。
枯れた茅を踏みつけながら緩やかに下ると少し展望がある。
稜線の上を歩いているのをやっと実感する。ここから道が悪くなるとアドバイスを受ける。
コルから登り返すが確かに道が悪い。 
倒木・草・クマザサの中を右へ左へとヤブの少ない所を選びながら登っていく。
ファニイさんはさすがに尾根を外さず800mピークと思われるポイントに到着する。
ここから見る尾根はクマザサが生い茂っているので植林帯をトラバースする事にする。
植林帯は非常に歩きやすい。 花々もあり少しゆとりを持って歩くことが出来る。
           
             植林帯に咲くチゴユリ
20070519235755.jpg
尾根を外さないように慎重に歩く。
しばらく緩やかな道を歩くが894.7ピーク手前はかなりの急登だ。
ファニイさんは病み上がりなのでかなり辛そうである。
小休止したいところだがピークと思われる付近は明るく希望を与えてくれる
光が差し込んでいるので踏ん張って一気に登る。つらい急登をこなし894.7ピーク着。
この場所だけ綺麗に笹が刈り取られている。
ここもファニイさんが前回草刈り&標識捜索をしてくれたそうです。
894ピークで小休止・更なるクマザサ刈りを済ませ福ヶ乢へ向かう。
福ヶ乢までは軽いササコギのようである。

              軽いササコギ道
20070520002009.jpg

          三等三角点、点名「養野」 894.7m
20070520002034.jpg
ササ道を快適に進む。歩きながらクマザサの花を教えてもらう。
先程のピークから15分程で福ヶ乢標識の場所に飛び出る。
ちゃんとした登山道は素晴らしいと実感する。ここから快適な稜線歩きが楽しめそうである。

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